仕事を辞めたくなる理由はいくつかあるだろう。人間関係、給与額、キャリアデザインなどが主な理由であろう。
職場の上司や同僚と性格的に合わないという理由は決して軽いものだとは思わない。毎日同じ時間や空間を共有するわけだから原因はともかく、うまくいっていなければ、環境を大きく変えたいという気持ちになるだろう。
しかし本人も気付いているだろうが、これは場当たり的な解決策に過ぎない。次の職場でも同じように合わない人と働かなくてはならない可能性が高い。むしろ、気に入った人だけに囲まれて仕事ができるなんてありえそうにない。
「合わない」という表現の中には、本当に避けなくてはならないハラスメントのようなものも含まれるだろう。だから、それを理由に転職することは否定しない。だが、転職を検討すると同時に、自分が「合わない」人たちの中で、どのように振る舞えばストレスを最小化できるかについて考えてみる必要があるだろう。